異分野融合/連携ゼミナールの第6回を、SARやGNSSによる宇宙測地技術を用いて地震や火山活動等に伴う地殻変動の研究を推進している小林知勝氏(国土地理院)と、複雑な震源過程の安定解析の技術開発・研究に取り組んでいる八木勇治教授(生命環境系)をお招きして、飛田幹男教授(システム情報系)のオーガナイズで、1/19(金)の13:45から行います。ぜひご参加ください。
日時:2024年1月19日(金) 13:45- (4時間程度)
場所:筑波大学筑波キャンパス第3エリア3A棟204教室およびオンライン
タイトル:「固体地球観測・モデリングと持続可能な社会」
スピーカー:小林知勝(国土地理院)、八木勇治(生命環境系)
モデレーター:飛田 幹男(システム情報系)
当日の進め方(予定):
小林室長より講演(1時間)→個別討議(30分/モデレータ・フロア含む)→八木先生より講演(1時間)→個別討議(30分/モデレータ・フロア含む)→全体討議(1時間/小林室長・八木先生・モデレータ・フロア)
参加者:
- 筑波大学のシステム情報研究群のMDA異分野融合ゼミナール(博士後期課程、0BL0000)・MDA異分野連携ゼミナール(博士前期課程、0AL0013)として開講しており、その受講生が主に参加する。
- 受講生は原則対面とするが、オンライン(ライブ)での参加も受け入れる。詳細はmanabaなどで確認すること)
- あわせて、MDAセミナーシリーズとしても開催しており、受講生以外の筑波大学の学生・教員の参加を歓迎する。
- 受講生以外の参加希望者は、こちらから申し込みください(筑波大学のofficeアカウント限定)。zoom URLをお送りします。
- 事前申し込みなしで、当日の会場に来ていただいても、構いません。
略歴:小林 知勝 氏(国土地理院 地理地殻活動研究センター 宇宙測地研究室 室長)
1999年東北大学理学部宇宙地球物理学科卒.2004年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修了.博士(理学).京都大学,北海道大学の博士研究員を経て,2009年より国土地理院に勤務.地殻変動研究室研究官,同室主任研究官,測地部宇宙測地課長を経て,2021年より現職.2014–2015年オランダ・デルフト工科大学客員研究員.専門は,地震学,火山物理学,測地学.主な研究テーマは,地震や火山活動等に伴う地殻変動の解析.合成開口レーダー(SAR)やGNSSの宇宙測地技術を用いて,全世界で起こる地震・火山災害を調べている.
略歴:八木 勇治 氏(筑波大学生命環境系 教授、地球科学学位プログラムリーダー)
岩手県釜石市生まれ。1997年弘前大学理学部卒業、1999年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、2002年同博士課程修了、博士(理学)。建築研究所国際地震工学センター研究員を経て、2005年に筑波大学に助教授として着任。2018年から筑波大学生命環境系教授。現在に至る。小学生時代に受けた地震防災教育で漠然と地震に興味を持ち、阪神・淡路大震災を引き起こした1995年兵庫県南部地震を機に大地震の震源過程の研究を志す。最近では複雑な震源過程を安定に解析できるPotency Density Tensor Inversion(PDTI)を開発し、地震の多様性を研究中。