産業DXワークショップ(第4回・発表会)を開催しました

ニュース
2023-03-15

「産業DXワークショップ」とは

企業・自治体などから提供される実課題・データを題材に、筑波大学の学生らが問題探索、課題設定、データ構築、分析モデル設計、数値分析、実装提案などを行うPBL(Project-Based Learning)型授業です。
筑波大学 社会工学・サービス工学学位プログラムが主催し、博士前期課程、後期課程の学生向けの育成プログラムとして2022年度4回開催します。(第1回: 2022年9月10日(土)、第2回: 10月22日(土)、第3回: 12月17日(土)、第4回(発表会): 2023年2月18日(土))

今期の産業DXワークショップに課題提供していただくのは、茨城県つくば市関彰商事(株)関東鉄道(株)中川ヒューム管工業(株)理想科学工業(株)の1自治体、4企業の皆様です。これに合わせ、5グループを編成し、課題提供いただく自治体・企業様、履修する修士・博士学生(2、3名)、メンター(AI Quest2021修了生から2名ほど)、運営スタップ(1〜2名)で1グループを組み、9月〜翌年2月までの約半年間をかけて課題に取り組みました。

主催する筑波大学「筑波DXアクセラレーション運営委員会」とは

当委員会は筑波大学の「分野を超えた協創で新事業を構想できる両利きの能力育成」を目指した人材育成プロジェクトを運営しています。なお、このプロジェクトは、令和3年度文科省の「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業

過去の記事

ワークショップ第4回(発表会)概要

日時: 2023年2月18日(土)13:00~16:30
会場: 筑波大学 春日講堂
プログラム:
第1部 オープニング
加藤光保(筑波大学副学長)/金杉祥平(経済産業省ITイノベーション課課長補佐)/吉瀬章子(筑波大学システム情報系長)
第2部 発表会(各チーム発表15分、課題提供者からのコメント1分、質疑応答8分)
関彰商事チーム/理想科学工業チーム/中川ヒューム管工業チーム/関東鉄道チーム/つくば市役所チーム
第3部: 講評
来賓講評/表彰

当日の様子から

計画と呼びかけから約1年、ローンチング・イベントから約7か月かけて行ってきた産業DXワークショップの成果発表会を、学生はもちろん、5つのグループの課題提供者、メンター、スタッフ、そして応援していただいた各界のみなさまも一同に会し行いました。第1部では、改めてこのワークショップの大学院におけるデータサイエンス教育の位置づけと、将来の発展性について3人のかたからそれぞれお話があり、これまで関わってこられた皆様と改めて開催の意義を確認しました。

第2部では、舞台上でグループごとに発表をし、各課題提供された企業、自治体からのコメントをいただきました。「実践的な課題解決の機会」を目標にしていましたが、実際に始めてみると、5グループそれぞれに壁にぶち当たり、課題提供者、メンター、スタッフ、データ解析経験のあるサポーターなどにフォローされながら、発表に至ったことがよくわかりました。学生にとっては、実践の難しさ、学びや経験の不足感を大いに感じたことと思います。